リュックと大きな手提げ袋を腕に抱えた、 中年のお姉様が行きつけのカフェにいらした。
席はだんだん混んでくる時間帯、 隣り合わせのテーブルを寄せて一つにし、 隣の席にバッグを置く。
一見、グループの席取りかなと思われた。
すると左隣が空いたタイミングでテーブルをそちらにシフトして再セット、 しかしまだお仲間さんは見当たらない。
二つのテーブルを独占して私物を広げていくが、 段々テーブルの上が紙屑の山になる。 結局仲間が来るでもなく、紙屑の山となったトレーを片付けるが、 紙の山はそのままに返却棚に。
挙げ句の果てに退席するとき、 テーブルを戻すこともなく颯爽と出て行かれた。
人のフリ見て我が身を正す
自分も大いに気をつけよう!